こんにちは。あおきです。
捏ねないパンを作るようになってからちょっと疑問が出てきました。
それは、「捏ねないパンと捏ねるパンで違いはあるのか?」というものです。
捏ねるパンは強力粉の種類にもよりますがしっかりとふわふわのパンができます。
当日はもちろん、翌日までなら美味しく食べることができます。
じゃ、捏ねないパンはどうなのか。ふわふわ具合は同じなのか、美味しさは、キメの細かさは、、
ということで、同じ材料でシンプルな食パンを作って比べてみました。
レシピはこちらのものを使いました。↓↓
オーブンはこちらのものを使って焼きました。↓↓
食パンのレシピ
・強力粉・・・300g
・塩・・・6g
・上白糖・・30g
・スキムミルク(脱脂粉乳)・・15g
・セミドライイースト・・4g
・バター(生地用)・・・30g
・水・・・210g
・溶かしバター(仕上げ用)・・適量
手捏ねパンの作り方
バター以外のものを全て混ぜてしっかり捏ねます。
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バターを入れて捏ねます。
↓
一次発酵(途中で一回パンチします。)
↓
成形
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二次発酵
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焼成
今回の強力粉は国産小麦を使いました。
中もふわふわ〜美味しく出来ました。
捏ねないパンの作り方
水でイーストを溶かす。
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強力粉、塩、上白糖、スキムミルクを合わせたものの2/3量を入れて混ぜる。
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バターを入れる。
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残りの粉類1/3を入れる。
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15分休ませた後にパンチします。(この工程を2回繰り返します。)
↓
一次発酵(途中で一回パンチします。)
↓
成形
↓
二次発酵
↓
焼成
捏ねない方もほとんど同じ出来上がりになりました。
捏ねるパン、捏ねないパンともにふわふわ具合、美味しさ、キメの細かさは同じでした。
焼いた当日、次の日も比べてみましたが同じように美味しく、特に差はありませんでした。
捏ねないパンもこの作り方だと捏ねたパンと同じように次の日も美味しいものができますね💡
同じものができることはわかったので、次はメリット、デメリットについて考えてみました。
捏ねるパンのメリット、デメリット
メリット
・パンを作ってる感が出る。
・何回か作るとパンの生地状態がわかってくる。
デメリット
・捏ねる時間が長く体力的にもしんどい。
・生地量が多いとさらにしんどい。
・手が冷たい人はどんどん生地の温度が下がってくる。
捏ねないパンのメリット、デメリット
メリット
・捏ねないので体力的に楽ちん。
・捏ねる場所がなくても作ることができる。
・どこまで捏ねたらいいのかなどの捏ね具合が分からなくても作ることができる。
・家事の合間に作ることができる。
・パン作り初心者でも作ることができる。
デメリット
・休ませる時間が何回かあるのでトータルの時間が少し長くなる。
・パンチ回数が多いのでその度に手が汚れるので洗わないといけない。
捏ねるパンと捏ねないパンを比較して思ったこと
同じ食感、キメの細かさのパンが作れるなら、捏ねない方が簡単に作れるので楽ちんでいいなと思います。
ただ、「手で捏ねる時間を楽しみたい」とか、「パン生地のグルテンのできていく様を確認したい」という人は手捏ねの方がいいのかなと。
捏ねるのが嫌だけど手作りで焼きたての美味しいパンが食べたい人は捏ねないパン作りを。
パン作り自体を楽しみたい人は捏ねるパンを。
という感じなのかもです。
もっと捏ねるパンと捏ねないパンで食感に違いが出るのかと思いましたが、差がなかったのでこんな簡単な結論になってしまいました。。
なぜ捏ねないパンでもふわふわのパンが作れるのか
ふわふわなパンを作るのに大切なことはグルテンを作ることです。
グルテンをしっかりと作ることによって、手作りパンでも翌日までふわふわの美味しいパンを作ることができます。
グルテンを作ることはふわふわなパンを作る条件の1つですね。他には中に入れる材料や水の量なんかも関係してきます。
このサイトの捏ねないパンの作り方では、生地作りでパンチを最低2回と物によってはオートリズをします。(パンチは生地のガスを抜いて丸め直すこと、オートリーズは水と粉を合わせて休ませること)
パンチとオートリーズをすることによって捏ねなくても生地のグルテンを作ることができます。
そして、パンチもオートリーズも捏ねる作業に比べればめちゃめちゃ簡単です。
手作りのパンを楽ちんに作りたい人には捏ねないパンはオススメです。
でもやっぱりキッチンエイドが一番好き
最近捏ねないパンをよく作ります。
そしてたまにキッチンエイドでパンを作るのですが、キッチンエイドのパン作りの楽ちんさは半端ないことを実感します。
自分の目で見てパン生地を作るので生地作りの楽しさも味わえるし、捏ねるのはキッチンエイドがしてくれるのでしんどくもない。
価格が高いとか置く場所が必要などのデメリットはあるもの、やっぱりキッチンエイドは最高です。
私的には、キッチンエイド、捏ねないパン、手捏ねの順でオススメかなあ。
捏ねないパンも、パンチとオートリーズを加えることによってグルテンができるというのがとても面白いんですけどね。
動のパン作り(捏ねるパン)と静のパン作り(捏ねないパン)って感じかも。なんちゃって。
最後に
ちょっと最近、キッチンエイドと比較したときの捏ねないパン作りのメリットもなんとなく見えてきたので、捏ねないパンだからこそのレシピも考えていきたいと思っています。
しかし手作りパンは面白くて美味しいですね。
このレシピで使っている製パン道具はこちらに記載しています♪